11月 26 2009
お正月に向けて

お正月やお祝いの席にふさわしい、色絵の古いお皿が店内を彩ってくれています。菊皿、舟形皿、輪花皿など描かれた絵文様だけでなく、形も楽しい古いお皿たちです。
(表/鶉文、裏/蝙蝠文)
今回は鶉(うずら)のお皿が2枚あります。
うずら。
近頃はあまり見かけなくなりました。
私は生まれも育ちも首都圏の新興住宅地。小さな頃、一番近いスーパーにお買い物に行く道筋は家ばかりでしたが、駅近くにうずらを飼っている工務店があり、うずらのゲージが道に面していたので、よくのぞいて楽しんでいた事を思い出しました。
懐かしいうずら。調べてみたら、江戸時代、最もポピュラーなペットはうずらだったそうです!品評会もさかんに行われ、姿形をめでるだけでなく鳴き声を競い合ったとか。鳴き声を覚えていなくて残念。
先日立ち寄ってくださった、佐賀出身のお客様が並んでいる色絵皿を見ながら「年々年を取るごとに、古い物に郷愁を覚えるようになりました」とおっしゃっていました。私もそうです。
ちょっとしたきっかけで記憶の引き出しが開けられるような、体験していないはずの歴史のかけらが舞い込んできたような、古いものとの出会いは不思議です。
タグ: 幕末, 有田焼, 色絵, 蝙蝠, 鶉